7/10 吉田敦彦さんとの対談

7月10日、「多様な学びと法制化をめぐる動きから見えてきたこと」というテーマで、吉田敦彦さんと対談してきた(主催:おるたね関西)。

吉田さんから、「膝詰めで本音で意見交換したい」との申し出があり、今回の対談集会となった。くわしい内容については、主催者から記録の扱いなどについて意向が示されると思うので、それを待ちたい。

私が論点として提案したのは、下記の点だった。

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・法案の土台の問題
→不登校を立法事実にしながら教育機会の確保
→個別学習計画をめぐる問題の整理

・不登校のニーズ/多様な学びのニーズ
→「休む」ことをめぐって

・「学校の外」とは何か
→「学校」に対する自律性/市場に対する自律性

・「選ぶ」ことをめぐって
→〈誰が〉〈何を〉〈どういう基準で〉?

・多様性とは?

→子どもの多様性/学び・教育の多様性
→インクルーシブ教育と教育の多様性

・公共のあり方について

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吉田さんも私も、今回の対談においては、法案への賛否ではなく、法案で問題になったことを整理するとともに、法案以前の問題をきちんと話し合い、そこから今後を考えることを旨としていた。その趣旨は果たせたように思う。

法案は、大きな社会的な動きの氷山の一角に過ぎない。法案が仮に流れたとしても成立したとしても、その情勢に変わりはない。今回の対話を、今後のための「一歩前進」としたい。

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